【保護者向け】親が定期テストで出来ること | サポートのコツ(中1編)

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⓪授業前にひとこと

今日の内容はこんな方におすすめです🐻

(定期テストを頑張る中1のお子さんを)応援したい保護者の皆さま

今日は、保護者さま向けの内容になりますので、ぜひご家庭でのお子さまとの接し方をイメージしながら見ていただけたらと思います🐻

中学1年生は、小学生っぽさが残りつつ、肉体的にも精神的にもどんどん成長してくる難しい時期です。

また、小学生から中学生に上がることで、授業も大きく変わったり、部活がスタートしたり、また人間関係での悩みが始まったりと、とにかく体力的のもハードな時期です💦

そんな中で、どうお子さんに接していくのか?どう声かけすれば勉強習慣が身につき、定期テストの準備が上手にできるようになるのか?

今日はそんな内容の授業になります🐻


①中学1年生についてまず知ろう

まず、中学1年生のお子さまを持つ保護者の皆さまには、『中学1年生ってどんな時期なのか?』ということを知っておくと良いと思います!

かれこれ教育業界に10年以上いますが、その単純な知識不足によって、うまくお子さまとコミュニケーションが取れていないパターンをよく見てきました。

ちなみに、保護者さまの場合、この単純な知識不足を「(保護者さま自身の)中学1年生のころの経験」で補おうとしてしまいます🐻

これは知識がなければ、経験で補おうとするのは誰だってそうで、お父さま・お母さまを責めるものではありません💦

ただ、約20~30年ほど前の経験が、そのまま活用できることは滅多にありません。これは仕事でもそうですね❗️

ただ、その過去の経験が無駄なわけではなく、現状の正しいインプットをした上で、約20~30年ほど前の経験と照らし合わせてみたり、異なっているところを再確認することで、中学1年生のお子さまとのより良いコミュニケーションに繋がってきます!

ぜひ、トライしてみましょう❗️


▼中学校に進学すると…

・勉強の内容が難しくなり授業のスピードも増す。
・定期テストが始まり、自分の学力の現実を思い知る。
さまざまな小学校から生徒が集まるため新しく友人をつくる必要がある。
部活動も始まり、毎日の活動に参加しなければならない。

▼そもそも生物学的に…

・第二次性徴の発現を中心とする急激な身体の変化が始まる
・男らしさ、女らしさの身体的条件が整う時期である。
・生物学的にいえば、生殖能力、体格、体力の面などでは、親とほぼ同じ
親と心理的な距離をとりたがり、秘密などを持つようになる。
・同性の友人と交友関係を持つ(友達ファースト
・ただこの同性の友人関係は、固定的なものでなく、対象選択が何度か繰り返される。
自分にはないものを周囲から取り入れ、理想を実現しようとする。

▼社会的な変化も…

スマホを持ち始める学生さんも多い
・それにより更なる人間関係の広がりが生じる
・スマホにより、コミュニケーションが学校だけでなく24時間
・少額だがお金を持ち始める子も増える
・異性を意識し、恋愛をする学生さんも増え始める


そもそも、人間はそんなに変化に強いわけでもないのにもかかわらず、小学生から中学生に変わることで、こんなにも変化が多いのです🐻

保護者の皆さんも、職場の人間関係が急に変わったり、部署移動したり、仕事が数字でシビアに評価され始めたら、疲れますし、胃が痛いですよね笑

そうなんです❗️お子さまはこの変化に必死に適応しようとしていることを、ぜひ忘れないであげて欲しいです🐻


②注目すべき変化

先ほど挙げたように小学生→中学生にはたくさんの変化があり、中学1年生はその変化に真っ先に適応しなくてはならないハードな時期なわけです❗️

その中でも特に肉体的にも、精神的にも、ハードさを求められる変化、そして保護者の皆さまが特に注意しておかなくてはいけない変化が以下ではないかと思います(もちろん個人差あります)。

・勉強の難易度UP・授業のスピードUP
定期テストスタート、自分の学力の現実を思い知る。
さまざまな小学校から生徒が集まるため人間関係がリスタート。
部活動スタート、毎日疲れる。
・第二次性徴の発現を中心とする急激な身体の変化
親と心理的な距離をとりたがり、秘密などを持つようになる。
・同性の友人と交友関係を持つ(友達ファースト
スマホを持ち始める学生さんも多い
・それにより更なる人間関係の広がりが生じる
・スマホにより、コミュニケーションが学校だけでなく24時間

このように、肉体的疲労はもちろんですが、人間関係を新しく作ることも必要になって、精神的疲労も重なります。

その上、授業進度は速く、難易度もUPする…💦これは、中学校に入って、うまく馴染めず、挫折してしまう子も多くいるのは頷けますね。

ちなみにアドラーは人間関係について…

「すべての悩みは対人関係の悩みである」

と言っています。この対人関係が増える中学生。
悩みが増えるのも当然です。


③褒める、まずホメる

では、その上で保護者の皆さまができることについて考えます。

それは、何よりも『お子さまがたくさんの変化に適応しようとしていることを称賛し、何か困ったことがあれば守ってあげること』です。

これだけ書くと、「過保護になる」ことを推奨しているように感じますが、そうではありません。

一つひとつ管理をしていっても、心理的には親と離れたいと思っている時期なので、ロクなことはありません💦

そうではなく…

変化に挑もうとしている一人の人間として、『すごい!』と思って欲しいということです。

つまり、褒めてあげて欲しいんです!

ただ、褒めるとは言っても、適切に褒めることができないと、「お父さん、お母さんは自分がテストで良い点数を取れないと、好きでいてくれないのかも💦」と不信感や不安を誘う結果になってしまう。

結果、家庭でお子さまにとっての安全な場所では無くなってしまうかもしれません🐻

これだけの変化がある中学1年生です。全てが順調に進むことばかりではありません。時には失敗や大きな挫折をして、家に帰ってくることもあると思います…。

そんな時に家庭が安心・安全な場でないと、勉強に向かう気持ちなんてなくなってしまいます😭

そのためにも、存在承認→行動承認→結果承認という優先順位で褒めてあげて欲しいと思っています。

これについては、こちらの記事で書いてありますので、ぜひ見てみてくださいね❗️


④「ありがとう」に変えていく

ただ、褒める、つまり承認の弱点はどこまでいっても、「褒めてくれる人の顔色を伺うようになってしまう」というところなんです❗️

もちろん存在承認はその要素は少ないのですが、行動承認・結果承認は、このウィークポイントはあります。

なので、褒めることになれてきたら、徐々に「すごい!」などの言葉を『ありがとう』に変えていきましょう❗️

「早く準備をしてくれてありがとう。助かるよ」

「お母さんが忙しいのをわかって手伝ってくれたんだね。気づいてくれてありがとう」


褒め方・声かけの仕方って、距離が近い家族であればあるほど、難しいですよね🐻でも、こうやって悩んだり、試行錯誤しようとしていること自体、私はとても素敵だと思いますし、一人の人間として尊敬します❗️

そのために、中学1年生である我が子のことを、しっかり知ろうと、ここまで授業を受けてくださったわけです。心から尊敬します🐻

保護者の皆さまも一人の人間です、完璧なんかじゃありません。
だからこそ、一つずつ学んで、改善していければ大丈夫です!

そんな、保護者の皆さまをこれからもぜひ応援させてください🐻

最後まで見てくださってありがとうございました🐻
定期テストのサポート頑張ってくださいね〜🐻


《参考文献》
ベネッセ教育総合研究所
こどもまなびラボ
・育てる学校カウンセリング4「すこやかな心とからだを育てる」

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