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- 授業前にひとこと
- 勉強のポイント
- 本文
- 重要単語
- 書き下し文
- 現代語訳
- 重要ポイント
- 【1】屈原既放、游於江潭、行吟沢畔。顔色憔悴、形容枯槁。
- 【2】漁父見而問之曰、「子非三閭大夫与。
- 【3】何故至於斯。」
- 【4】屈原曰、「挙世皆濁、我独清。
- 【5】衆人皆酔、我独醒。
- 【6】是以見放。」
- 【7】漁父曰、「聖人不三凝滞於物、而能与世推移。
- 【8】世人皆濁、何不淈其泥、而揚其波。
- 【9】衆人皆酔、何不餔其糟、而歠其釃。
- 【10】何故深思高挙、自令放為。」
- 【11】屈原曰
- 【12】「吾聞之、『新沐者必弾冠、新浴者必振衣。』
- 【13】安能以身之察察、受物之汶汶者乎。
- 【14】寧赴湘流、葬於江魚之腹中、安能以皓皓之白、而蒙世俗之塵埃乎。」
- 【15】漁父莞爾而笑、鼓枻而去
- 【16】乃歌曰、
- 【17】滄浪之水清兮
- 【18】可以吾纓
- 【19】滄浪之水濁兮
- 【20】可以濯吾足
- 【21】遂去、不復与言。
- 定期テスト予想問題
授業前にひとこと
今回は『漁父辞』について扱っていきます❗️
この小説は屈原という世に同調せずに追放された男の信念の話です。
現代にも通ずつ部分があり、共感する方も多いかもしれません。
さて、いつも授業前に説明することですが…
⇧に載せてあります『重要単語・現代語訳・書き下し文トレーニング』をテスト1週間前から毎日やってみてください❗️曖昧な理解がなくなり、成績が爆伸びします!!
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勉強のポイント
①屈原と漁父の意見の違いを理解しよう!
②単語・重要ポイントをインプットしよう!
③疑問・受け身・反語の句法を学ぼう。
本文
屈原既放、游於江潭、行吟沢畔。顔色憔悴、形容枯槁。
漁父見而問之曰、「子非三閭大夫与。
何故至於斯。」
屈原曰、「挙世皆濁、我独清。
衆人皆酔、我独醒。
是以見放。」
漁父曰、「聖人不三凝滞於物、而能与世推移。
世人皆濁、何不淈其泥、而揚其波。
衆人皆酔、何不餔其糟、而歠其釃。
何故深思高挙、自令放為。」
屈原曰
「吾聞之、『新沐者必弾冠、新浴者必振衣。』
安能以身之察察、受物之汶汶者乎。
寧赴湘流、葬於江魚之腹中、安能以皓皓之白、而蒙世俗之塵埃乎。」
漁父莞爾而笑、鼓枻而去。
乃歌曰、
滄浪之水清兮
可以吾纓
滄浪之水濁兮
可以濯吾足
遂去、不復与言。
重要単語
江潭 | 川のほとり |
沢畔 | 沼沢のほとり |
枯槁 | 痩せこけている |
漁父 | 漁師(男) |
三閭大夫 | 楚の王族である昭・景の三氏をつかさどる官 |
凝滞 | こだわる |
糟 | 酒の搾りかす |
釃 | 酒のかすに水を加えて絞った薄い酒 |
沐する | 髪を洗う |
察察 | 潔白な様子 |
汶汶 | 汚れている様子 |
晧晧 | 潔白な様子 |
莞爾 | にっこりと笑う |
滄浪 | 漢水の下流 |
纓 | 冠のひも |
書き下し文
屈原既に放たれて、江潭に游び、行沢畔に吟ず。
顔色憔悴し、形容枯槁 せり。
漁父見て之に問うて曰はく、
「子は三閭大夫に非ずや。
何の故に斯に至れる」と。
屈原曰はく、「世を挙げて皆濁れるに、我独り清めり。
衆人皆酔へるに、我独り醒めたり。
是を以て放たる」と。
漁父曰はく、「聖人は物に凝滞せずして、能く世と推移す。
世人皆濁らば、何ぞ其の泥を淈して、其の波を揚げざる。
衆人皆酔はば、何ぞ其の糟を餔ひて、其の釃を歠らざる。
何の故に深く思ひ高く挙がりて、自ら放たしむるか。」と。
屈原曰はく、
「吾之を聞けり。
『新たに沐 する者は必ず冠を弾き、新たに浴する者は必ず衣を振るふ』と。
安くんぞ能く身の察察たるを以つて、物の汶汶たる者を受けんや。
寧ろ湘流に赴きて江魚の腹中に葬らるとも、安くんぞ能く晧晧 の白きを以つてして、世俗の塵埃を蒙 らんや」と。
漁父莞爾として笑ひ、枻 を鼓して去る。
乃ち歌ひて曰はく、
滄浪の水清まば
以つて吾が纓を濯ふべし
滄浪の水濁らば
以つて吾が足を濯ふべし と。
遂に去りて、復た与に言はず。
現代語訳
屈原は、追放されて、湘江の淵や岸をさまよい、道すがら沢のほとりで詩を口ずさんでいた。
顔はやつれて、その姿は痩せ衰えています。
漁師が彼に尋たずねて言うには、「あなたは三閭大夫さまではありませんか。
どうしてこんな(落ちぶれた)ところにやってきたのですか。」と。
屈原が言うことには、
「世の中の人々すべてが濁っている中で、私一人だけが清らかです。
そして人々がみな酔っている中で、私一人だけが醒めています。
こういうわけで追放されたのです。」と。
漁師は言うことには、
「聖人というものは、物事にこだわらずに、世の中に順応することができるのです。
世の中の人々が皆濁っているならば、どうして一緒にその泥をかき混ぜて、波を立てないのですか。(いや、そうすればよいのではないですか。)
人々が酔っているならば、どうしてその酒の搾りかすを口にして、その薄い酒を飲もうとしないのですか。(いや、そうすればよいのではないですか。)
どうして、深刻に考え、お高くとまって、自分から追放されるようなことをしたのですか。」と。
屈原は言いました。
「私はこういうことを聞いたことがあります。
『髪を洗ったばかりの者は必ず(冠についた)ちりを払い、入浴したばかりの者は、必ず着物のほこりをふるってはらう』と。
どうして私の身が潔白であるのに、(世俗の)汚れたものを受け入れることができましょうか、いやできません。
むしろ湘江に行って魚の腹の中に葬られようとも、どうして清廉潔白なこの身を世俗の埃の中にまみれされることができましょうか、いやできません。」と。
漁師はにっこりと笑って、(出航するために)音をたてて勢いよくかいを漕いで去っていった。
そしてそのとき、歌って言うことには。
滄浪の水が澄んでいるのなら
私の冠の紐を洗おう
滄浪の水が濁っているのなら
私の足を洗うことができる
とうとうそのまま去ってしまい、二度と語り合うことがありませんでした。
重要ポイント
【ピンク】重要な漢字・句法
【オレンジ】指示語が指す内容・省略されている内容など読解に必要なこと
【黄色】プラスアルファの内容(本文には関係ないけど重要なこと)
【1】屈原既放、游於江潭、行吟沢畔。顔色憔悴、形容枯槁。
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【2】漁父見而問之曰、「子非三閭大夫与。
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【3】何故至於斯。」
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【4】屈原曰、「挙世皆濁、我独清。
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【5】衆人皆酔、我独醒。
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【6】是以見放。」
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【7】漁父曰、「聖人不三凝滞於物、而能与世推移。
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【8】世人皆濁、何不淈其泥、而揚其波。
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【9】衆人皆酔、何不餔其糟、而歠其釃。
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【10】何故深思高挙、自令放為。」
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【11】屈原曰
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【12】「吾聞之、『新沐者必弾冠、新浴者必振衣。』
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【13】安能以身之察察、受物之汶汶者乎。
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【14】寧赴湘流、葬於江魚之腹中、安能以皓皓之白、而蒙世俗之塵埃乎。」
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【15】漁父莞爾而笑、鼓枻而去
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【16】乃歌曰、
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【17】滄浪之水清兮
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【18】可以吾纓
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【19】滄浪之水濁兮
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【20】可以濯吾足
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
【21】遂去、不復与言。
《書き下し文》
《和訳》
《重要ポイント》
ここまで執筆完了❗️日々解説を加えていきます!
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現在執筆中!
これで全て終了です❗️
句法や重要語句もしっかり復習&トレーニングをしましょうね✏️
最初にもお伝えしましたが、、、
⇧に載せてあります『重要単語・現代語訳・書き下し文トレーニング』をテスト1週間前から毎日やってみてください❗️曖昧な理解がなくなり、成績が爆伸びします!!
またお会いしましょう!定期テストがんばれ〜🐻
じゃあね〜、バイバイ!